マイホームの計画があり、このGW期間中、ご家族で住宅展示場にお出かけになる方は多いかと思います。でも、どうせ見学するなら、街なかに建っている実際の住宅を見学できる「内覧会」や「見学会」に参加されることをお勧めします。なぜなら、住宅展示場の所謂モデルハウスは、みなさんが実際にお建てになる住宅とはあまりにかけ離れている、装飾過多の夢のお城に過ぎないからです。モデルハウスを見て、マイホームの夢を目一杯膨らませたい、ということであれば、それはそれでよろしいのでしょうが、その分、実際の計画の段になって、妥協や落胆の幅が大きくなるのは目に見えています。このメーカーのデザインが気に入ったから、とおっしゃる方がよくいらっしゃいます。しかし、制約のない、広々とした展示場の敷地に、7千万円も1億円もかけて建っているモデルハウスと同じデザインの住宅を、現実の街の中に建てることのできる方は限られます。その証拠に、街中に実際に建っている住宅がどのハウスメーカーで建てた住宅なのかなど、ほとんどの方にとって見分けがつきません。敷地も狭く、斜線規制や日影規制等など、様々な建築上の制約を受ける実際の建築現場で、モデルハウスと同じようなデザインの家をたてることはほぼ不可能なのです。また、モデルハウス内部の調度品も、贅を尽くして豪華さを競っています。まさにハウスメーカーは、来場するお客様のマイホームの夢を、これでもか、これでもか、と膨らますことに躍起です。しかし、住宅も商品であり、おそらく商品の中で最も高価な商品ですが、展示されている商品と実際の商品とにこれほど差のあるのは住宅くらいではないでしょうか。高級な外車であっても、デイーラーに行けば、実際に購入するのと同じクルマを見ることも乗ってためすこともできるのですから。
あえて申し上げれば、住宅展示場のモデルハウスの見学は、百害とまでは申し上げませんが、一害あって一利無しです。
さて、この「内覧会」や「見学会」ですが、特に力を入れているのは、施工に自信のある地場の工務店ですが、近年は大手のハウスメーカーでも、「内覧会」や「見学会」を開催するメーカーは増えてきています。実際に建っている途中や、街中で個人が実際に建てて住むそのものの家が見学できますので、自分たちが建てることのできる現実に即したマイホームの具体的なイメージを掴むことができます。「構造見学会」などと称して、建てている途中の、基礎や柱などがまだ丸見えの現場を見せるような催しを実施している業者もあります。勿論、素人には構造体などを見ても専門的なことはなかなかわからない部分もありますが、それでも担当者に直接質問したり話を聞くなどする中から、その業者の家造りに対する考え方やスタンスを、なんとなく感じ取ることはできます。はじめての場合、参加することに気後れしてしまうこともありますが、冷やかしのつもりで一度体験して見られることをお勧めいたします。
ところで、年号が変わるのを機会に元号について調べていたところ、この「内覧」という言葉のもともとの意味が、「天皇に上奏する文書などに前もって目を通す役目の官職」のことを「内覧」といって、通常、摂政や関白が其の任に当たっていた、とありました。まさに実際の住宅に「前もって目を通す」のが「内覧会」ということなのでしょうか。


まずはお問い合わせください。初回相談は無料です。

お電話は0422-21-9353メールはこちら随時ブログ更新中