先日あるご夫婦が来られて、タワーマンションを買いたいとのことでした。
場所は、東京の湾岸地域です。

今、タワーマンションは、流行ですね。見かけは、カッコイイです。便利でしょう。
その影響で、近くでは人が増えて、小学校が新たに出来たり、通勤で駅が異常に混んだり、まるで、高度経済成長時代の日本のような光景が展開されているようです。

しかし、私としては、この購入計画に反対をしました。
1つは、不動産が相当の高値になっていること、1つはタワーマンション自体の欠点が小さくないことです。

不動産を購入する場合、多くの方は、物件に惚れてしまっています。
外見的なこと、不動産会社の魅力的な説明など、メリット面の情報は、既に多く聞かされているでしょう。

しかし、デメリットを聞いているでしょうか?特に、売買に関係ない第3者に聞いたデメリットです。不動産業者に聞けば、当然ながら、大したデメリットは言わないでしょう。

私は、ここでタワーマンションのデメリットを、10個ほど挙げました。
地盤の問題、建築方法の問題、耐震性の問題(数多くの点)、住民の人体への影響、将来売却時の問題、管理運営方法の問題、管理費・修繕積立金の問題、外国人が多い問題、災害発生時の生活の問題、エレベータの問題、相続税対策での購入の問題、建築業の体質など

このようなことは、物件だけを見て、通り一遍の説明をただ聞いているだけでは、わかりません。むしろ、業社からは「そんな心配には、こんな配慮や対策があるので、全く心配ありません」など、むしろ、メリット面として不動産業者に説明されてしまいがちです。

多くの人は、見かけの物件の良さに惚れてしまい、また契約手続きの進捗や、ローン審査、値引きなどばかり、気にしています。
しかし、不動産については、もっともっと慎重になるべきです。
基本一度買ったら、「もうどうしようもない」です。(30年、それ以上も)

一般の方には、「不動産を見る目」、「長期の視点」が、圧倒的に欠けています。
そのことを良く認識して、かならず第3者の意見を聞きながら、時間をかけて細かく確認していきましょう。ここで買いそびれても、また出てきますし、全く問題ありません。
手間を惜しんでは、あとで後悔しますよ。


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