年が明けて、住宅ローンに関するご相談が増えています。特に関心を集めているのが変動金利ローンの金利動向です。

大方の予想では、長期固定ローンの金利は上昇基調が続くが、変動金利ローンの金利は当面は上がらないだろうとみられています。その理由として

・日銀が10年債の金利上限幅は上げても、政策金利には手を付けていないから。

⇒4月に就任する新総裁の判断次第でマイナス金利が解消される可能性はある。

・変動金利ローンにおける各金融機関の競争は激しく、金利を上げると他行にお客を奪われかねず、上げるに上げられない状態  だから。

⇒物価の硬直性に似た現象だが、物価と同様に、どこかが上げると他行も追随して全体が一気に上がる可能性が無いとは言えない。(現在の物価がまさにこの状態です)

・各金融機関の預金口座に大量に資金が滞留している現状では、各行とも貸出原資は余剰状態であり、低利であっても貸出先は少しでも多く確保しておきたいから。

⇒とはいっても、金利が無い状態から普通に金利が付く状態に戻れば、物価と同じで採算性を無視することはできなくなるのではないか。

・米国と同様に、近年は政策金利と預金金利の連動性が薄れており、変動金利の住宅ローンについても同じことが言えるのではないか。つまりは政策金利が上がってもローンの変動金利は思ったほどには上がらないのではないか。

⇒日本にインフレが定着すれば、預金金利や住宅ローン金利(変動)も、それなりに上げざるを得なくなるはずだ。

全体として、景気が上向けば金利は上がり、住宅ローン金利もあがるはずです。しかしローン金利が上がれば逆に住宅需要を冷やします。金利が上がらなければ景気は停滞したままです。結局のところ、解決策は賃金の上昇以外にない、ということになります。

以上を見ても、今年の住宅ローン金利の動向を予想することは、特に変動金利ローンについては、プロと云えども極めて難しい、と云えそうです。FP的には、そんな時だからこそ、マイホームの計画にあたっては、きちんとした家計の将来設計に基づく無理のない予算計画を立てて進めることが重要だということになります。


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